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アコースティック・アストゥーリアス 解散のお知らせ

<アコースティック・アストゥーリアス 解散のお知らせ>2003年の結成から永きに渡り活動してまいりましたアコースティック・アストゥーリアス(通称アコアス)昨今のコロナ禍の状況もあってライブ活動が出来ない状況が続いています。2018年より私大山がプロデューサーとして裏方に回るという変則的なスタイルで続けてまいりましたが、メンバーと話し合った結果一旦現在の編成を解消し(第一期アコアス解散)新たなメンバーを探して次のステップへと向かうことになりました。決して終わりでなく、新たな音源発表&演奏活動に向けての未来に向けての決断になります。次の動きがいつになるかは未定ですが新たな<アコースティック・アストゥーリアス・プロジェクト>の活動にどうかご期待いただければと思います。また4人のメンバーはそれぞれ別の道を歩むことになりますが引き続き応援のほどどうぞよろしくお願いいたします。ということで第二期アコースティック・アストゥーリアス結成に向けてメンバーを探してまいります。楽器はピアノ、バイオリン、クラリネット(リコーダー兼任?)ガットギターの4名ですが、他のアコースティック楽器を加えることも考えています。かつてアストゥーリアスにゲスト参加してもらったことのあるチェロ、ビオラ、ファゴット、オーボエ、フルート... それ以外の楽器も検討しより音楽の幅を広げる、新たなアコアスサウンドを担える人材を自薦他薦問わず、気長に探していきたいと思います。私は演奏からは退くことになると思いますが、アコアスの音楽を若い世代に引継ぎたいという強い思いがあります。アコアスの音楽に理解を示してくれる、やはりクラシック音楽に精通した東京近郊での活動が可能な方、是非ご一報ください。(今までの活動はこういった感じです。https://msmtr2.wixsite.com/ac-as/media)活動再開がいつになるかは分かりませんが、次のステップに向かうアコースティック・アストゥーリアスにどうぞご期待いただければと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。2022/1/29 アストゥーリアス主宰 大山曜

「Cruise to the Edge 2019」出場とワタナベカズヒロ(Vo)ゲスト参加について

来年2月の「Cruise to the Edge 2019」エレアスとしては2014年、2017年に次ぎ3度目の出場となりますが、エレアスが海外活動を行ってきて今思うこと、現代のプログレ界の状況などもふまえ、書き記してみたいと思います。2009年にスタートしたエレクトリック・アストゥーリアス。当初、アコアスのイメージや、マイク・オールドフィールドフォロワーとしての位置付けもあって”癒し系プログレ”で括られることが多かったアストゥーリアスという存在を、プログレッシブ”ロック”の世界に正面から勝負を挑むべく、ロック色を全面にアピールし、”悲壮感”というベクトルを軸に置き構築したバンドであります。結成から9年、不動のメンバーで活動してきましたが、1マニアとして客観的にみても、世界でもあまり似たバンドを指摘するのが難しい、かなりユニークな存在になっているのを感じています。インストバンドであるがゆえ、フュージョンと思ってしまう人や、メロディアスなキャメル系、バイオリンフロントということでカンサスや、J.L.ポンティを例として挙げる方もいらっしゃいますが、本質は違うところにあると思っています。本質を分かって下さる、一部のマニアの方々からは熱狂的に支持されているようで、おかげでポルトガルやアメリカ、CTTEからも3度お声がかかり、着実に支持の声が増えている手応えを感じています。何度か海外フェスに参加して思ったことですが、まだまだ知名度が低い我々のようなバンドは、初めて聴く方にどうアピール出来るかというのが重要です。特に前回のCTTEで強く思ったことは、90年代のドリームシアターを始祖とする”プログレメタル”一派とそれを聴いて育った第二世代によって、現代のプログレ界が作られているというのを思い知らされました。すさまじくテクニカルな演奏とめまぐるしく変わる変拍子、楽曲構成。私が聴いてきた70年代プログレとは違う段階に入ってきたなと、最近の状況に不勉強だったオジサンが少し気付かされたという次第です。こういうファン層にアピールするためには、ある意味”派手さ””分かり易さ”という要素も重要なのだと捉えています。CTTE2014滞在記そしてもうひとつ重要な要素がやはり歌です。英語を理解出来ない我々日本人には大きな壁があって、その世界感を本当に理解するのは難しいです。プログレメタル系もそうですが、特に海外では”ジェネシス系”→マリリオンなどのポンプロック系?の人気が圧倒的に高く、シアトリカルな演出をウリにするバンドが特に多いのを感じました。”情感豊かな歌とテクニカルな演奏”というプログレの常套手段で定義とも言える特徴ですが、それを踏襲したバンドはやはり多く、人気を博しています。プログレメタルも歌ありきの音楽であり、我々のようなインストバンドの立場は難しくなっていると思わざるを得ません。日本でもこれは昔から同じですね。歌の無い音楽なんて、と思う層は確実に存在して、インストはまだまだマイナーな存在です。インストにこだわって活動を続けてきたエレアスですが(その信念は今後も変わらないと思いますが)そういったこともあり、ちょっと新しいことに挑戦してみたいな、と考えておりました。そんな今年の夏、ワタナベカズヒロさんの新作レコーディングにエンジニアとして参加しました(「LifeSign」1曲ベースも弾いています)。ZIZZ STUDIOの仕事がらみで永年ご一緒してきた大好きなヴォーカリストです(プログレ界では新月Projectにも参加しています)。今回、彼の歌う英語の歌を録る機会があって、改めて彼の歌の潜在能力を感じ、ちょっとしびれました(^^)。私は英語が全くダメなのですが、海外の人に英語の歌を聴かせるためには発音が重要と考えています(日本人の歌う英語の歌の違和感はなんとなく分かります)。ワタナベ君は海外在住経験があり、英語の発音もばっちり。歌の力量は絶対で、何よりも超個性的な歌いっぷりは初めて聴く人にも必ずや心に残るものを伝えられると確信しております。彼をエレアスに入れてCTTEのお客さんの前で演奏したらどうだろう?と天啓のように閃き、提案したところ、彼も前向きで(!)忙しい中スケジュール調整してくれて、メンバーもエレアスの新しい挑戦を快諾、一緒にCTTEに参加することに話がまとまりました。といってもエレアスはインストバンドとしての誇りがあるので、1ステージの中で2曲ほど(予定)歌ってもらおうと思っております。私が昔作った歌モノの曲の中から厳選して、新アレンジを施しましたが、どのような化学反応が起きるのか、今からわくわくしております。さて1/19(土)エレアスワンマン CTTE壮行記念ライブとして行われますが、ワタナベカズヒロもゲスト出演いたします。2曲ほど予定しておりますが、是非この機会に観に来ていただけたら幸いです。CTTEを控え気合が入っているエレアス&ワタナベカズヒロの演奏にどうぞご期待下さい!