エレアス Cruise to the Edge 2017 滞在記 ~その4~

クルーズ3日目

この日、朝起きると船はコスメル島に接岸していました。前回も同じ島で(他の島にも行っているのに、我々はどうも縁があるみたい...)正直またか、という気持ちはあったのですが、燦燦と輝く太陽、どこまでも青い海、やはり素晴らしい島です。


11時に全員集合し(アクティブなTさん一家は早朝から別行動で島を満喫)3年ぶりの再上陸。同じタイミングで出てきたのはFocusご一行様、口笛を吹きながら上機嫌のタイスさんと船着場を目指します(^^)。

しかし、2月だというのに、NYは大雪だというのに、コスメルは気温29度で物凄い日差し、サングラス必須です。前回ひと回りしたので今回はのんびりしよう、との体制の意見でしたが(皆やはり疲れている)川越さんだけ「船に乗りたい」と言い出し、英語も一番出来て行動力があるので別行動をすることに(元気!詳細は彼のfacebookで)。要はこの島ダイビングのメッカで、もぐればこの世の楽園、美しいサンゴ礁や熱帯魚を目当てに世界中から観光客が押し寄せるところ。泳ぎが苦手で屋内派のエレアスの面々には宝の持ち腐れ状態、なんとももったいない話ですが、特に野心のない残りのメンバーはタクシーに乗り、島の市街地に向かうことにしました。WiFiサービス付きのカフェに陣取りのんびりビールで乾杯、土産物屋をひやかした後、海の見える食堂でまたメキシコ料理にビール、ちょっとだけ海辺で遊んで夕方船に戻りました。ひたすらのんびりと休日を満喫した一同でした。

さて昨晩、発覚したシアター事件の顛末ですが...。Kさんと主催者に確認に行くとあっさりミスプリントとのこと。俺のぬか喜びを返してくれー。。。あげく楽しみにしていたColony ClubもCentrumに変更とのこと。抗議をすると、にっこり満面の笑みで「Centrumは11階まで全面から見られて最高にいい場所だ。Colony Clubは柱が多く見にくいから良くない」と熱弁。とにかく会場のスケジュール調整が大変なようで(セッティングや機材・スタッフの割り当て、出演者の要望など)交渉不可、最後はお願いされるように2回目もCentrumということになりました。他にも会場・時間変更が相次ぎ「随時変更があるので注意して下さい」との放送があったりでてんやわんやの主催者室でした。あとから皆に聞くと、シアター出演のミスプリントを見ていた人もいたりで、意外と皆冷静に何かの間違いと思っていたみたいです(^^;)。今回は残念だったけれど、IO earthのステージを見て、自分達もいつかはこの舞台にと決意を固めました。そのために前進を続けます!


船に戻るとラウンジではFrostが演奏中。2006年デビューのイギリスのバンド。打ち込み音源も多用した現代的なサウンドで注目していましたが中々いいです。KB/Voがリーダーのようで、メロディアスな楽曲とテクニカルなリフの応酬(ドラムソロが凄い)。狭いラウンジのステージがもったいないスケールの大きいサウンドでした。

17:30からプールステージでは出航に合わせてニール・モーズバンドの演奏が始まりました。トランスアトランティック、Spock's Beardにも参加していた現代プログレの最重要人物。ポートノイバンドとDr&Bがかぶります(エンジニアも)。とにかく歌も演奏も抜群、ドラマチック・テクニカルな曲ばかりで非の打ちどころのない王道プログレは流石です。個人的にはポートノイのメタル路線は受け入れ難く(ドリームシアターも間奏は大好き)この人の世界感は安心して聴くことが出来ます。前回のコスメル船出のときはPFMだったのですが、負けず劣らずスケールの大きいサウンドで夕暮れの船出を演出してくれます。

さてこのあと19:45からは我々のPhoto Session。これは義務なので、それまでの時間制限付きでシアターのカンサスに向かいます。私にとってのカンサスはやはり「永遠の序曲」。始めて聴いたときは1曲目のインパクトで、えらくリフのかっこいいハードロックバンドが出てきたな、というものでした。アメリカンプログレという言葉が出てきて、たしかにイギリスとは空気が違う、「情念」というものが無い、これがアメリカなのだと妙に納得したのを覚えています。でもアルバム最後の曲などかなりプログレだし、随所にジェントルジャイアント好きなんだろうな、というのを感じさせてくれたり。いずれにせよテクニカルで展開の多いかっこいいロックはラッシュ→ドリームシアターから通じる現代のプログレハード路線に多大な影響を残しているのだと思います。

GtとDr以外は新しいメンバー(?)みたいですが、上手い、かっこいい、非の打ちどころのない演奏とコーラスです。もちろん観客は大盛り上がり。バイオリンも上手く(テイさんも絶賛)ショーとして完成されていて、現役感(懐古的ではなく)を強く感じました。時間の関係で残念ながら「伝承」は聴けずその場を後にしました。

さて13階の豪華ラウンジで行われたPhoto Session。前回は全バンドが2グループに分けられていて、時間がかかり過ぎることなど(お目当て以外も回らなければいけなかった)改善されたのでしょう。今回は細かく分けられていて、我々は何かとご縁のあるFocusさん, District97と一緒です。お客さんが順番に我々の元にきて一緒に記念写真を撮っていきます。皆さん嬉しそうに撮影して帰っていかれますが、正直今回のラインナップからすると比較的地味な3バンドが集まってしまった感はあります(^^;)。しばらくするとお客さんも途切れ、飽きてしまったのかタイスさんがグランドピアノに向かってジャズを弾き出しました(!)我々にとっては願ってもないハプニング。District97関係者の女性がスタンダードナンバーを歌い始め、なんとも豪華なバーラウンジと化しました。

その後フレンチレストラン(出演者は無料)で豪華フルコースを堪能し、プールステージのHAKENを観戦。ドリームシアターの香りがするテクニカルで正統派のロックバンドでこれも中々いいです。ステージ前のファンは大盛り上がりで、最後はお客さんが頭上を運ばれる(リフトと言うそうですね)プログレらしからぬ光景。帰国後YouTubeをチェックすると、音楽的にもかなり高度で人気があるのもうなずけます。今後チェックしたいバンドです。

23:00からはCentrumでアレックス・マカセックのトリオ。前回UKに参加していて初めて知りましたが、現代のジャズギター界の第一人者だそうですね。もちろん3人とも凄いテクでなんとも形容し難いユニークなサウンド。Centrumは裏からステージが見られるのですが、とにかくドラムが凄かったです(有名な人?現在調査中)。圧倒的な3人のサウンドですが、HAKENなどに比べると難しく地味な感じは否めません。バラエティーに富んだ今回のラインナップの中で最もフュージョン寄り、通好みのサウンドでした。

23:45からはプールステージのアングラガルドへ移動。スウェーデンの暗黒シンフォ系?楽しみにしていましたが、これまたユニークなバンド。ミステリアスで美しい独自の世界を演出しています。女性サックス・フルート奏者が途中風船を膨らませたり(その音を拾ったり)ピアニカに持ち替えたりと見所たくさんで楽しんでいましたが、突然前方のお客さん10数人が一斉に席を離れ出した。後方で見ていた私は前の席に移れてラッキーと席を移動することに...だがしかし、なんと突然の雨が降り出したようです!。前回風でプールステージが中止になったことはありましたが、雨は悲惨です。もちろん演奏は有無を言わさず中止、楽器・機材も水浸しでクルーが走っていく。いいところだったのに...。これを見ると我々のCentrum会場2回はラッキーだと思わずにいられません。天候に左右されず演奏を完遂出来るのですから。残ったお客さんから、彼らをねぎらう絶賛の拍手・歓声が巻き起こりました。翌日ご挨拶してDVDをお渡ししましたが、雨が残念だったことをつたない英語で伝えるとにこやかに対応してくれました。それほど暗黒系ではなく?親しみ易い方々でした。

コスメル島から帰路についている船ですが、天候が悪化しているのかちょっと揺れが激しくなっている模様。私はあまり気にならなかったのですが、T1号が船酔いで部屋で休んでいるとの情報が(T2号は初の海外旅行を絶賛満喫中!)。こればっかりはどうすることも出来ません、途中下船出来ないのですから。エレアスメンバーが乗り物酔いが無く本当に良かったと改めて思いました。船酔いでは演奏どころではありませんからね。

ということでアングラガルドは残念な結末でしたが、この日も怒涛のプログレ三昧で一日が終了。明日はいよいよ最終日です。


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